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INFORMATION

WESTRIDE 2022 SPRING & SUMMER 【EVERYTHING IS A ROAD: OLD BUT GOLD】

2022年03月10日

皆様にお知らせです。

WESTRIDE 2022SS シーズンカタログが入荷しております。

ご来店、通販ご利用のお客様に配布させて頂きます。
また、お取り扱い店は勿論、親交のあるBIKE SHOPやペインターの方々などにも配布して頂いております。

全国の皆様、宜しくお願い致します。

今シーズンのテーマを是非併せてご覧下さい。
WESTRIDE 2022 SPRING & SUMMER
【EVERYTHING IS A ROAD: OLD BUT GOLD】

人生の喩えとして度々引用される「JOURNEY=行路・旅路」。人生を歩み、走り続ける長い旅路。「至福の一杯」を飲み干し、次の行路を進む我々の目前には、無数の道が存在している。しかし、その道は決して平坦なだけではないだろう。道の先は凸凹かもしれないし、行く手を川に阻まれることもあるだろう。時には行き止まりだってあるかもしれない。それは誰にも分かりはしないのだ。それでも、その先を目指して行こう、そこに素晴らしい景色が広がることを信じて。幾つもの分岐点に立ち、行く道を選ぶのは、いつだって自分自身だ。悪路だって構いはしない。そう、それは「EVERYTHING IS A ROAD=その全てが道」。今、目の前にあるもの全てが道であり、各々の道はまた新たな道へと繋がってゆく。
走ることの意味など分かる筈もない。ましてや、誰かのために走っているわけでもない。それでも人は懸命に走り続ける。そうすることで生きることの実感を手にするかのように。だが必ずや、自らが辿ってきたその道程には、決して輝きを失うことのない物が残されていくであろう。旧くなっても輝き続ける掛け替えのない宝物が。それこそが「OLD BUT GOLD」なのだ。「古いけれど、価値ある物」というシンプルで力強いメッセージを持つこのフレーズは、物である骨董品などに限ることなく、文化や考え方においても非常に重要であると言えます。
ERIC CLAPTON等のミュージシャンを指して問われることの多い「若さ」と「老い」。しかし、それらをどちらが優れていると比較すること自体が無意味であり、若い新鮮さと老練の円熟味は、そのどちらもが魅力として輝くものである。そして、その他の多くのジャンルでも、ARLEN NESSやPETER FONDAなど、各々のカルチャーの先駆けとなった世代はいよいよ、最終章に差し掛かっています。これは、現在の「MADE IN JAPAN」の担い手がいつまで続くのか?という問題とリンクする事象でもあります。WESTRIDEでは単にOLDを盲目的に表敬するのではなく、旧き良きに多大なるリスペクトを払いながら、GOLDと呼ぶべくギア的最新スペックを両立させています。旧きを愛で、今を楽しみ、次へと繋げていく。その両立こそが今を生きる我々が伝えるべき本当に大切なメッセージなのです。
それはバイクの楽しみ方も同じであり、人の生き方もまた同じであると考えます。「EVERYTHING IS A ROAD」。そこに道がある限り。さぁ、走りだそう!その道はどこへでも繋がっているのだから。走り続けよう、その道がどれほど遠くても。最後は笑顔になれるように…。
2021年、H D社より華々しくデビューした「PAN AMERICA」。MOTORCYCLINGをスポーツと定義し、H Dというバイクを「単なる機械じゃない。それに乗ってどこへ行き、何を経験するか、が大切なのだ=MORE THAN A MACHINE」とする理念を持ち続ける同社が、このNEWマシンに「EVERYTHING IS A ROAD=目の前の道を進み、その先へ」というメッセージを込めたのも道理だろう。そしてそこには、知られざるもう一つのストーリーがあった…。
1949年。北米CA州LONG BEACHから南米ブラジルのRIO DE JANEIRO迄の16,700マイルを1941FLと1947ELの2台で走破した若者がいた。PAUL HARDERとDICK WALKER。大冒険を終えた二人は後に、こう語っている。「EVERYTHING WAS A ROAD=その全てが道だったのさ」。